祖霊舎・神徒壇の道具3

祖霊舎・神徒壇の道具その3

 榊立・・・神前に榊(栄樹の意味を持ちます)を供えるための器で、左右1対でお供えします。
形は底が丸くなったものと四角の枠が付いたものがあります。
榊立には一緒に使われる玉垣という神具があり榊立を中に入れてご使用いただきます。
玉垣に榊立を入れて頂くことにより、倒れるのを防ぐことが出来、水等による棚板への汚れ、傷を防ぐこともできます。

榊立の形

三宝(三方)・・・神饌・お供えものを神前に供えるための木製の台・器です。
折敷の下に台を付けたもので、台の三方に刳形(くりがた)があることからこの名が付きました。折敷は方型隅切型です。
三宝という呼び名は、仏法僧の三宝に由来するといわれています。

三宝の置き方は、折敷の継ぎ目の無い面を神前に向け、台は穴のない方を神前に向けます。(継ぎ目と台のくり抜いてある穴のある面が人間側になります)
首尾のある魚や鳥を供える場合、中央あるいは向かって左に供える際は左頭とし、向かって右に供える際は右頭とします。

三宝の形

篝火(火立)・・・祖霊舎(神徒壇・御霊舎)・神棚等で使われる場合、照明具の一種として使われる、ろうそくを立てる神具です。
神具として用いる篝火は、金属棒を三叉させ、そこに金属の籠をのせたものが多くあります。
ろうそくはお参り前に付けて、お参りが終わったら消します。

篝火の形

土器(かはらけ)・・・神前においてお米やお塩を供えるためのお皿のことです。
平皿(ひらさら・ひらか)と書く場合や「かわらけ」と読む場合もあります。

お塩、お米(洗米)は出来ましたらうず高く円錐形に盛ってください。

土器の形


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