仏さまにお参りするとき、なぜ手をあわせるのですか?

仏さまにお参りするとき、なぜ手をあわせるのですか?

2011.02.13
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お寺にお参りしたり、お墓参りのときに、仏さまやご先祖様を前に私たちは手を合わせます。

手を合わせることを合掌といい、合掌はインドから仏教とともに伝来しました。

インドでは右手を神聖な手、左手を不浄な手とする習慣があり、人には神聖な面と不浄な面が

あると考えられています。神聖な右手と不浄な左手を合わせることは、自分をさらけだし、

いつわりのない心をあらわすとされています。

インドや南アジアの国々では、合掌が一般の人々の挨拶として使われています。

もともとは挨拶として伝わりましたが、日本に伝来時に今の様な仏事の作法として定着した

ものです。

正しい合掌で手を合わせましょう

一般的な合掌=「堅実心合掌」と呼ばれます

1 背筋を伸ばします

2 胸の前で、指先を仏前に45度傾けます

3 両手の指、手の平を隙間なくつけます

4 左右の手をぴったり合わせることで、仏と一体になる意味を持ちます

 

「金剛合掌」

真言宗や天台宗でおこなわれる代表的な合掌の仕方です

両手の指を互い違いに組み合わせます

 

仏さまやご先祖様に手を合わせるとき、私たちは自然と素直な気持ちになりますね。

左右の手を合わせることで、いつわりのない心をあらわします。

今度、手を合わせるときは、このような合掌の意味をかみせめて合掌してみてください。

きっと心がやすらかになります。

 

※参照 「やさしくわかる仏教」 佐々木宏幹監修 ナツメ社刊

わかりやすく仏教について教えてくれます。是非ご覧ください。

                                   平成23年2月13日

 

仏壇・位牌・仏具のネット通販 ふたきや》    店長  二木昌之

 

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