色づく心

色づく心

2013.11.14
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ふたきやブログをいつもご覧くださいましてありがとうございます。

今年一番の冷え込みとなり秩父(芦ヶ久保)では、霜が降り車の窓ガラスが凍っていました。

本日は、秩父にある大忠院というお寺さんに足を運びました。

辺りはとても寒く、大忠院の先にある管理された山を歩くと、斜面が一面霜で

真っ白になり雪が積もっている様でした。

あまりの寒さで「車の中に戻りたい」という気持ちになりかけた時

山の上から太陽が昇り、辺り一面がキラキラと輝き始めました。

あまりの美しさに近くへ歩んで行くと、キラキラとしている物が何だったのかがわかりました。

それは、気温が上がり霜が解け水滴となり、昇ってきた太陽の光を反射させていたのです。

思わず、私は本来の目的があって持ってきた一眼レフを手に取り撮影していました。

夢中になり寒さという感覚もいつの間にか忘れていました。

美しさが伝わる一枚になっていればと思います。

DSC_3240

雫の中には山の木々が写りこみ、宝石のような輝きを放っていました。

夢中になって撮っているうちに、辺りはどんどんと輝きだし撮影していた木の根元まで

輝き始めました。「おやっ」っと思い見てみるとそこには、とても小さな花が咲いていました。

大きさにすると直径1cmくらいしかなく、丈も5cmくらいのものでした。

DSC_3335

まるで「私にも気づいて」と言っているようでした。

普段なら気づきもせず、通り過ぎるであろう場所にもこんなに美しい光景がありました。

さらに奥へと進んでいくと管理された山には、人の手により植林された紅葉の苗がありました。

植林されたばかりでまだ私の丁度、【又下(90cm)】くらいの丈でした ←「かなり見栄張ってません(汗)」

ついこの前訪れた時は、緑色のままで背も低く植林されていた事すら気づきませんでした。

DSC_3307 (2)

人間で言ったら、赤ちゃんくらいの年齢だと思います。

生まれたその瞬間、産声をあげて自分の存在をアピールする赤ちゃんと同じです。

小さな風が吹けば折れてしまいそうな程、細い紅葉も色づくのだと私は初めて知りました。

自分は「ここにいると主張しているかの様に」。

今日は・・・

自分がいかに普段周囲に目を向けていないか改めて実感させられた瞬間でした。

1分・1秒が大切であり、常日頃、五感を研ぎ澄ませ生きていく事がとても大切だという事を!

明日からとても恥ずかしい事ですが、髪を整えるだけではなくこれから出会う沢山の人達に

私に見せてくれた【キラキラと輝くような雫】の様な笑顔で接することができるようにしていきたいと思いました。