仏様にお参りするときになぜ手を合わせるの?

仏様にお参りするときになぜ手を合わせるの?

2010.10.22
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    合掌は神聖な手と不浄な手を合わせ、いつわりのない心をあらわします。

 

お寺さんにお参りしたり、お墓参りをしたりするとき、仏様やご先祖様を前に私たちは自然と

手をあわせます。これを合掌といいます。

合掌はインドから仏教とともに中国、朝鮮を経由して日本に伝わってきましたが、インド人は、

右手を神聖な手、左手を不浄な手と考えます。人間には神聖な面と不浄な面があり、神聖な

右手と不浄な左手を合わせることは、人間の真実の姿の象徴として考えられてきました。

合掌は、自分をさらけだして、心から相手に接する気持ちのあらわれとされ、アジアの

首脳会議などのニュースで、合掌してあいさつする姿がよく見られます。今でもインドをはじめと

する南アジアの人たちでは、合掌が日常の挨拶につかわれています。

もともとあいさつに使われていた合掌ですが、日本伝来時に現在のように、仏事に関する

作法として定着しました。

仏様やご先祖様にむかったとき、私たちは素直な気持ちになります。右と左の手を

合わせることで、あらためて真実の自分とむきあう。これからは、その意味をかみしめて、

合掌してみてはいかがでしょうか。

 

正しい合掌でお参りしましょう

【堅実心合掌】

一般的な合掌です。胸の前で両手の指、手のひらを隙間なくつけます。

左右の手をぴったりとあわせることで、仏と一体になる意味を持ちます。

 

【金剛合掌】

天台宗や真言宗でおこなわれる合掌の仕方です。両手の指を互い違い

  に組み合わせます。

 

【合掌のかたち】

1背筋をぴんと伸ばして

2胸の前で

3指先を仏前に45度傾けます。

                          平成22年10月23日

 

        《仏壇・位牌・仏具のネット通販 ふたきや》 店長 二木昌之

 

◇出典:「やさしくわかる 仏教」 佐々木宏幹監修 株式会社ナツメ社刊

※仏教や仏事についてわかり易く説明してあります。

ご覧になってみてください。大変わかり易く書いてあります。

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