宗派別の祀り方:その11

宗派別の祀り方:その11

2010.06.03
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日蓮正宗
本尊 大曼荼羅
本山 大石寺
宗祖 日蓮聖人
経典 妙法蓮華経
日蓮聖人入滅後、弟子の日興上人が富士山麓の大石寺に唱えた宗派です。
仏壇のととのえ方
日蓮正宗の仏壇は御厨子のあるものを用い、この中にご本尊を安置します。
ご本尊は大曼荼羅で、仏壇ということばは使わず、ご宝前といいます。
ご本尊への供養は水、香、華、灯明、仏飯を供え、他の宗派と違ったところは、湯茶をお供えしない、生花は色花でなくしきみを用いる、といったてんです。
湯茶のかわりには、早朝の汲み始めの清い水をお供えします。器の中にしきみの葉を一枚入れて、水を注ぐのが日蓮正宗のしきたりです。
しきみは色が変わらず、清浄な香りが邪気を払うといわれ、色花のかわりにお供えするものです。
日常の、朝夕のお勤め
毎朝、仏飯を供え、水としきみを上げ、ろうそくをともし、香をたいて、ご宝前を拝むのは、他の宗派と変わりありません。
お勤めは朝夕五座、三度とされています。まず朝の五座とは、
初座=諸天供養  1、題目三唱
2、妙法蓮華経方便品第二
3、妙法蓮華経如来寿量品第十六、自我偈
4、引き題目三唱、題目三唱、初座御観念文
5、題目三唱
二座=本尊供養  1、方便品、寿量品、自我偈、
2、引き題目三唱、二座御観念文、
3、題目三唱
三座=主師供養  1、方便品、寿量品、自我偈、
2、日蓮大聖人を讃嘆、次に歴代の法主上人に報恩謝徳
四座=広宣流布  1、方便品、寿量品、自我偈
2、引き題目三唱
3、一天四海、皆帰妙法の広宣流布を祈念、題目三唱
五座=回向    1、方便品、寿量品、自我偈
2、題目三唱、五座御観念文、
3、題目三唱、
4、「乃至法界平等」を観念し、題目で終わります。
夜のお勤めは三座で、初座と四座を除く勤行をします。
焼香の作法   仏前に正座し、軽く頭を下げ、抹香を一つまみし、おしおただいて香炉に入れます。これを三回繰り返します。
参考文献「仏教と仏事のすべて」
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