宗派別の祀り方:その4

宗派別の祀り方:その4

2010.05.22
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真言宗
本尊仏  大日如来
本山   高野山金剛峰寺
宗祖   弘法大師空海
経典   真言宗には多くの宗派があり、各宗派によって多少の違いがありますが、主として「大日経」、「金剛頂経」、「理趣経」、「般若心経」などです。
真言宗の分派と本山  空海亡き後、高野山の金剛峰寺と京都の東寺を中心に真言宗は幾つかの門流に分かれました。奈良県桜井市の長谷寺は真言宗豊山派本山、京都東山区の智積院は真言宗智山派本山として、新義真言宗と呼ばれています。

仏壇のととのえ方
高野山真言宗の場合
真言宗の本尊である大日如来を仏壇の上段中央に安置します。大日如来に向かって右側には宗祖である弘法大師を、左側には大日如来の化身であり、使者である不動明王の画像を祭ります。
茶湯の器は本尊のすぐ前に供えます。置く場所がないときには中段におきます。
中段の中央には過去帖をおき、この右側に古い先祖の位牌を、左側に新しい先祖の位牌を祭ります。その両側に菓子や果物を供える高坏、置き灯篭を一対ずつ配します。
前机は下段におき、香炉と、一対のろうそくたて、花立を左右に飾り、霊供膳をおきます。
真言宗では、閼伽、塗香、華鬘、焼香、飲食、燈明、を六種供養といって、六波羅蜜の教えにあててたいせつなものとしています。閼伽は布施をあらわし、塗香は持戒をあらわし、焼香は精進を、飲食は禅定をあらわし、燈明は智慧をあらわしている、とされています。
この六種供養のために、仏壇は荘厳され、飾られると考えられます。香炉を中心として、燭代台、花立からなる三具足、五具足どちらかは欠かせないものです。

日常、朝夕のお勤め
真言宗の教えで、「真理」とは、宇宙絶対の真理をあらわしたもので、すなわち大日如来の説法、教えであり、それを心と体で体得することによって、この身がそのまま仏になれる、という即身成仏の教えです。
それは、人間のもろもろの欲望を断つ教えでなく、煩悩すなわち菩薩である、現実の世に仏となりうることが説かれています。
このことを心に念じて、朝夕のお勤めは、手に仏の印を結び、口で仏のことばを唱え、一心に仏を讃嘆します。これを三蜜の行といいます。
高野山真言宗の場合
仏壇をととのえ、花などで清らかに荘厳したのちに、仏壇の前に正座し、ろうそくをともし、その火で線香をつけて、合掌します。
一、合掌礼拝、二、懺悔文、三、三帰、四、三竟、五、十善戒、六、発菩提心、七、三昧耶戒、八、開経偈、九、般若心経、十、本尊真言、十一、十三仏真言、十二、光明真言、十三、御宝号、十四、祈願文、十五、回向、出終わります。
真言宗智山派の場合
仏壇を清らかにととのえ、荘厳してみずからも清浄な心と身体で仏前に正座します。燭台のろうそくを灯し、線香をつけるか、香をたくかして、合掌し、礼拝します。このあと読経をします。
一、懺悔文、二、三帰礼文、三、十善戒、四、発菩提心真言、五、三昧耶戒真言、六、開経文、七、般若心経、八、光明真言、九、五大願、十、本尊宝号、十一、両祖宝号、十二、願文、十三、普回向、でおわります。
この宗派では十一で宗祖弘法大師と中興の祖興教大師の両祖の宝号を唱えて排します。
真言豊山派の場合
他の二つの真言宗の宗派の場合と同様に、仏壇を清らかに荘厳し、ろうそくをともし、線香または香をたいて、飲食をお供えします。心身を清浄にして仏前に正座し、合掌礼拝のあとに、読経します。
一、真言安心章、二、懺悔の文、三、三帰、四、三竟、五、十善戒、六、発菩提真言、七、三昧耶戒真言、八、開経の文、九、般若心経、十、光明真言、十一、宗祖宝号、十二、中興祖宝号、十三、派祖宝号、十四、回向文、でおわります。
参考文献「仏教と仏事のすべて」
2010.5.22  東松山店  杉田

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