
神棚・お宮・外宮
暮らしのなかの神様
私たちの祖先は日々の暮らしのなかに、自然を神としてとりいれ、心のよりどころとしてきました。
私たちは家庭・家族を基盤に生活を営んでいます。人の幸せは家庭にあり、その喜びも、夢も、希望も、悲しみも・・・・・・全て家庭のなかで培われていきます。
朝に願い、夕に一日の無事を感謝する。そんな気持ちを大切に、神棚をおまつりください。

神棚・お宮
ご家庭では、家族の安全と繁栄・平和を願い、企業や店舗では、商売繁盛を祈っておまつりします。
日本の神々は自然の象徴でもあるので、お宮・神棚をおまつりするのは、自然への感謝と尊敬の気持ちでもあるといえます。
日本の神々をおまつりするためのお宮を神棚と呼び、お宮を置く棚とお宮の二つを含んだ名称が神棚です。
棚そのものを神棚と呼ぶことはありません。神棚には、神宮大麻(じんぐうたいま)と呼ばれる伊勢神宮のお神礼(おふだ)と地域にある氏神さま(地域にある神社)のお札、各自が崇敬・信仰する神社のお札をおまつりします。
□ 神棚・お宮の歴史
伊勢神宮は、天照大御神をおまつりする聖地として現代にいたるニ千年近く祭司が続けられています。
日本の神々は多岐にわたり、八百万神(やおよろずのかみ)とは、その多様さを表した言葉ですが、神々の頂点にたっている神が、伊勢神宮にまつられている天照大御神(あまてらすおおみかみ)で、日の神・太陽の神です。
太陽は命の源であり、太陽の動きによって季節を知り、農事の節目を学んできました。
各家庭に神棚をおまつりするようになったのは、江戸時代初期からとされていますが、全国ほとんどのお宅で伊勢神宮の神宮大麻・お札をおまつりしていたとされ、年末に新しいお札(神宮大麻)を受けて神棚におまつりすることは、人々の年中行事の一つとして定着していたと思われます。
□ 神棚・お宮の種類・素材
神棚の中心に、ご安置するのがお宮・宮形で、その中にお札をおまつりします。
お宮の形には、伊勢神宮をかたどった「神明造り」と出雲大社をかたどった「大社造り」の2種類が代表的な形です。
「神明造り」は、屋根の軒の下に入口がある「切り妻造り平入り」という形式です。
「大社造り」は妻の下と呼ばれる屋根の交差する下に入口がある切り妻造り妻入り」という形式になります。
この他、住吉造り・春日造りなどの形がありますが、形は無数にあるともいえます。
ご家庭でおまつりする神棚・お宮は、神座と呼ばれるお札を納めるところが3ヶ所ある三社宮(扉が三つあります)。
神座が一つの一社宮、全体が箱型の形をした箱宮などがあります。三社宮にも、屋根が3層に分かれている屋根違い三社宮と、三社宮にも、屋根が3層に分かれている屋根違い三社宮と、屋根が通しで一つの通し屋根三社宮とあります。
お宮(宮形)は、彩色などを施さずに木地そのままの仕上なので、使用される素材はひのきやけやきが多く使われます。
一部には、コストが安いのでスプルスなどの外国材が使われるものもあります。

□ お札のまつり方
| ・お宮が三社宮の場合 | 神座・お札の納めるところの順位は、中央が最上位、次に向かって右、その次が向かって左となります。 従って三社造り(扉が三つのお宮)や大きなお宮では、中央に伊勢神宮のお札・神宮大麻、向かって右に氏神神社のお札、左に各自が崇敬する神社のお札をまつります。 |
| ・お宮が一社宮の場合 | お宮・宮形が一社宮(扉が一つのお宮)や小さい場合は、お札を重ねます。伊勢神宮のお札を一番手前、次に氏神神社のお札、次に各自が崇拝する神社のお札の順に重ねます。 |
□ お札は1年ごとに新しくします
お札は毎年新しくお受けします。1年間おまつりして、古くなったお札は神社へ納めます。
地域によって異なりますが、神社・氏神神社で、古いお札を焼納する「どんど焼」などと呼ばれる行事が正月にありますで、その時に焼納するのが良いかと思います。
□ 伊勢神宮のお札(神宮大麻)は、どこで授かるのですか
伊勢神宮のお札(神宮大麻)は、伊勢神宮にお参りして授かるか、全国どちらの神社・氏神さまで授かることができます。
□ 神棚のお供え物はどうするのですか
神棚にお供えするものを神饌(しんせん)といいます。毎日お供えするのものは、お米(ご洗米かご飯)、塩・水です。
お米・塩が毎日が無理のようでしたら、お水だけは毎日お供えします。
この場合、1日・15日には、お米(お米はご洗米になります)・塩、お酒を左右1対お供えして、榊は栄えるという意味でやはり左右に1対、青々としたものを常にお供えします。
| ◇皿・水玉(みずたま)・平子(へいし) | |
| 皿 | 皿は、お米・お塩を盛る器で、米・塩各Tケ用意します。白い陶器や素焼きの土器(かわらけ)が使われます。 向かって右がお塩、左がお米になります。 |
| 水玉 | 水玉(みずたま)は、お水を入れる蓋付の器で、1ケ用意します。お供えするときに蓋は、外しておきます。 水玉、水器(すいき)と呼ばれます。 |
| 平子 | 平子(へいし)は、蓋付の御神酒を入れる器で、左右1対用意します。 水玉と同様にお供えするときに、蓋は左右の外側に外し |
◇榊立(さかきたて) |
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| 榊立 | 榊立は、榊(さかき)を立てる器で、左右1対用意します。 榊は、神の宿る木、栄える木という意味で常に青々としたものを立てます。 |
◇三方・折敷(さんぽう)・(おしき) |
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| 三方(さんぽう)は、神饌を盛った皿やお水を入れた水玉を載せたり、野菜や魚類、お神酒などをお供えする器です。 檜(ひのき)の白木で作られたものが多く、台に穴がくりぬいてない面を神前に向けます。 (台の継ぎ目とくりぬいた穴のある面をこちら側に向けます。) |
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◇神鏡(しんきょう) |
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| 神鏡(しんきょう)は、神の依代(よりしろ)となる御神体としての鏡のことです。 鏡の表面をこちら側に向けて,お宮の中央・神前に,立てます。波と雲の彫刻をした台,に丸い鏡を据えてあります。 |
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◇かがり火・火立・神前灯籠 |
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| かがり火・火立は、神前に灯りをともします。ローソクの火を用いますが、危ないので家庭用の電気による灯籠や乾電池を使用した灯籠を用いることも多くなりました。ローソクの火には特にご注意下さい。 | |
◇真榊(まさかき) |
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| 真榊は、神前に左右1対用意します。棒の先に榊(紙などで作られます)を付け、青・黄・赤・白・黒(紫)の5色の絹の布地を下げ、向かって右には鏡と玉を、左には剣を付けたものを置きます。 | |
◇しめ縄・紙垂(しで) |
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| しめ縄は、神前や神聖な区域にかけわたし、内と外とを区別して、不浄から神前を隔てるものです。 縄は藁(わら)で作られ、紙垂を付けて、太い方(縄の依り始めの方)の部分を、向かって右にくるように神棚につけます。 紙垂(しで)は、しめ縄や玉串につけられ、以前は布が使われ神の衣を表す象徴です。 神垂(しで)をつけることで、神との繋がりを表します。 |
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お参りの作法
神棚に参拝の仕方は、手を清め、口をすすぎ、神饌をお供えします。毎月1日や15日、祭礼などの日には、いつもより神饌を増やします。お参りの仕方は、神社参拝と同じで「ニ拝ニ拍手一拝(にれい・にはくしゅ・いちはい)」です。
神饌は、一般的にはお参りが終わったらお下げします。
家族揃って参拝するときは、主人が前に家族は後ろに並び、主人の作法に合わせて拝礼します。
◇ ニ拝ニ拍手一拝
ニ度深くお辞儀をして、手を少し引いて両手を胸の高さで合わせ、ニ度柏手を打ちます。
両手をきちんと合わせて祈り、最後に手を下ろして、最初と同じように深くお辞儀をします。
外宮・向拝宮(ごはいみや)・稲荷宮
家のなかにおまつりするのが神棚・内祭(ないさい)で、家の外におまつりするのが外宮(そとみや)・向拝宮(ごはいみや)です。 ◇外宮をおまつりする場所 外宮をご安置する場所としては、南向きや東向きが良いとされています。 最近は、ビルなどの屋上にまつる場合も多くなっています。
外宮(向拝宮)は、木地そのままの白木仕上で、屋外に設置しても強い材質のひのきやけやきが多く使われます。
屋根は、やはり屋外に設置しても強くて、外観もきれいな銅板が使われます。 |
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| ◇外宮の台座への取付方 | ||||||
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◇稲荷宮(いなりみや) |
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| お稲荷さまをおまつりする場合は、稲荷宮と呼ばれます。 稲荷さまは、稲霊、稲成り(いねなり)、稲生り(いねなり)からきたもので、稲の収穫のときに収穫した稲を肩に背負ってお供えしたことから、稲荷と呼ばれるようになったとされています。 私たち日本人の主食の米をお守り下さる神さまであるということから五穀豊穣・商売繁盛・開運出世・屋敷神の神さまとして、多くの人々から信仰され、稲荷神社は全国に六万社あるといわれています。 お稲荷さまは、京都市伏見区の伏見稲荷大社が伏見稲荷大社が著名で、全国の稲荷宮の総本社となっています。 稲荷の別系統として、寺院の鎮守稲荷としてまつられる曹洞宗の寺院で妙厳寺の豊川稲荷が著名です。 |
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◇向拝宮(ごはいみや) |
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| 向拝宮(ごはいみや)と呼ばれるのは、正面の前面に向拝柱(ごはいばしら)と呼ばれる角の柱が付いているからです。 向拝(ごはい)とは、神社などの本殿や拝殿で屋根の一部が前にはりだし、手を合わせて柏手を打つ礼拝の場所を指し,向拝柱(ごはいはしら)とは、向拝(ごはい)の正面の角柱を指します。 |




















































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